390 ADVENTUREシリーズに新たに『KTM 390 ADVENTURE X』が加わる。このモデルは、普通二輪免許で乗れる排気量389.7㏄のアドベンチャーツアラーにカテゴライズされる。その特徴を紹介していこう!
390 ADVENTUREシリーズ|軽さと本格感を両立したミドルクラスの冒険モデル

2020年に登場した390 ADVENTUREシリーズは、普通二輪免許で乗れる排気量ながら、本格的なアドベンチャースタイルを楽しめるマシンとして注目を集めた。大きな特徴は、コンパクトな車体とパワフルな単気筒エンジンの組み合わせることで、気軽にライディングを楽しめること。
アドベンチャーモデルらしいアップライトなライディングポジションや、視界を確保しやすい車体構成も魅力。長距離を走る際の快適性と、ワインディングでの軽快感を両立しているため、初めてのツーリングバイクとしても選びやすい。

大排気量アドベンチャーツアラーほど構えずに乗れて、それでいて見た目にはしっかり“冒険感”がある。日常の移動から週末のロングツーリングまで、気軽にフィールドを広げられ、これまでいくつかのバリエーションモデルが登場している。
390 ADVENTURE X|舗装路ツーリングに強いフレンドリーなアドベンチャー

2026年型として登場する390 ADVENTURE Xは、390 ADVENTURE Rの兄弟車として設定されるニューモデルだ。『R』がオフロード走破性を意識して作り込まれているが、『X』は快適にオンロード走行も楽しめるように作り込まれていることが特徴。

エンジンは390 ADVENTURE Rと同じく、45psを発揮する水冷4ストロークDOHC単気筒。アドベンチャー専用フレームに搭載され、力強さと扱いやすさを両立している。足まわりには、フロント19インチ・リヤ17インチのキャストホイールを採用。舗装路でのツーリングにおける安定感や、路面からのダイレクトなフィーリングを重視した仕様となっている。

シート高は825㎜。390 ADVENTURE Rの870㎜に対して大きく抑えられており、足つきや取りまわしに不安を感じるライダーにも親しみやすい数値だ。車両重量は約165㎏(燃料は含まない)、燃料タンク容量は約14L。高速道路を使ったロングツーリングでも頼れる内容になっている。
サスペンションは、WP APEX 43mmオープンカートリッジフォークと、WP APEXエマルジョンショックアブソーバーを採用。フロントに調整機能はなく、リアはプリロード調整のみというシンプルな構成だが、標準セッティングで幅広いライダーが扱いやすいよう仕上げられている。

装備面では、前後LEDライト、ABS、多機能LCDダッシュボード、大きめのスクリーンなどを備える。カラーは日本導入モデルではオレンジのみ。KTMらしい鮮やかな存在感と、日常でも扱いやすい実用性を兼ね備えた一台だ。「オンロード走行をメインにしながら、少し荒れた道や未舗装路にも対応できる余裕がほしい」。そんなライダーにとって、390 ADVENTURE Xはかなり現実的な選択肢になる。

SPEC.●全長×全幅×全高:ー×ー×ー(㎜)●軸間距離:1,464㎜●シート高:825㎜●車両重量:約165㎏(燃料含まず)●エンジン種類・排気量:水冷4ストロークDOHC単気筒・389.7㎤●最高出力:33kW(45ps)/ーrpm●最大トルク:39N・m(3.9kgf・m)/ーrpm●燃料タンク容量:約14L
まとめ|初めてのアドベンチャーにちょうどいい『X』

KTM 390 ADVENTURE Xは、普通二輪免許で乗れる排気量、扱いやすいシート高、オンロードツーリングに向いた足まわりを備えた、フレンドリーなアドベンチャーモデルだ。本格的なアドベンチャースタイルを持ちながら、大型モデルほど身構えずに乗れる点は大きな魅力。45psのエンジンは高速道路を使ったロングツーリングにも対応し、14Lタンクやスクリーン、LEDライトなど、旅に必要な装備もしっかり押さえられている。
価格は79万9,000円。初めてのアドベンチャーバイクとしてはもちろん、街乗りもツーリングも1台で楽しみたいライダーにも注目のモデルといえるだろう。KTMらしいスポーティな走りと、日常での扱いやすさ。その両方を求めるなら、390 ADVENTURE Xはチェックしておきたい一台だ。
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